
こんにちは。もいみです。ご覧頂きありがとうございます。
前回までは、おうちでモンテッソーリ教育を行うために必要な基礎知識を何回かに分けてまとめてきました。
今回からはおうちでできる具体的なことをまとめたいと思います。
モンテッソーリ教育は、「子どもは、環境を整えてあげて、やり方や方法を見せたら自分でできる」という考え方が前提にあります。
今回は、「やり方や方法を見せて伝える」ということに焦点を当ててお話します。
子どもを観察すること
やり方や方法を教える前に、まずは、子どもをよく観察するということがとても大切です。
一時間ほど子どもをじーっと観察していたら、今子どもは何に興味があるのか、集中して繰り返し行なっていることは何なのかが見えてきます。
例えば、ドアの開け閉めをひたすらしていたとか、車のおもちゃのタイヤをひたすら回して遊んでいたなどです。
その子が何に興味、関心があるのかがわかれば、その子どもが集中していることに対して、邪魔をせずそっと見守っておくことが、自立につながります。
と言っても、ドアをひたすら開け閉めしていたら、音が響き近所迷惑になるかもしれません。
そういう時は、ドアの開け閉めと同じ動きができるモンテッソーリ教具を用意したり、あるいは手作りの教具を用意すると、子どもはその教具に夢中になると思います。
子どもの今している行動=やりたい行動です。なので、もし教具や知育玩具を購入するなら、今している行動ができるものや、その延長線上になる教具や知育玩具がおすすめですよ。

0〜3歳までの教具は手作りできるものが多いので手作りがおすすめですよ!
やり方や方法を見せること
モンテッソーリ教育では、大人がやり方や方法を見せることを「提示」と言います。(いわゆる示範と同じ意味)そして、子どもが教具を使うことを「仕事」と言います。提示は、教具の使い方を教えるときだけではなく、日常の動作(例えば洗濯物のたたみ方など)を教えるときにも非常に役に立ちます。
提示するためのポイントについて、下記にまとめてみました。
大人が教具の使い方を分析する
まずは子どもに手本を見せる大人が教具を正しく使えることが大切です。そのため、子どもに提示をする前にまずは教える大人が教具を使ってみて、正しい使い方を覚える必要があります。
日常の動作を見せる場合(洗濯物のたたみ方を例にします。)・・・洗濯物のたたみ方を子どもに教える際も、服のどの部分を持ち、どう折るのかを子どもに教える前に分析してみてください。
子どもを誘ってみる
「〇〇というお仕事があるけど、一緒にやってみる?」といった感じに誘ってみます。子どもが「やらない」と言ったときは「また今度したくなったら言ってね」といった感じで子どもの意思を尊重しましょう。
日常の動作を見せる場合・・・同じように「洗濯物たたむけど一緒にする?」といった感じで誘ってみてください。
集中できる活動の場所まで子ども自身で教具を運ぶ
あらかじめ、子ども用の机と椅子を用意しておきましょう。
机は壁際に置くと、視界に余計なものが入らないためベストです。
子ども用の机と椅子が用意できていない場合は、何も置いていないダイニングテーブルなどで行うのもありだと思います。
また、棚から教具を運ぶ際、子どもが運びやすいようにトレイやカゴを使うのが良いです。そのため、最初からトレイやカゴに教具を入れて棚に保管していたら運びやすいですね。
日常の動作を教える場合・・・集中して行える場所まで一緒に洗濯物を運んでみるのがいいかと思います。時と場合によってはここは省く場合もあるかと思います。
子どもの隣に座り、教具の使い方を見せる
子どもと対面に座るのはNGです。
教具の使い方を見せる際は、言葉であれこれ言うのではなく、ゆっくりとした動きで、「正しい教具の使い方」を見せてあげましょう。
もし子どもが教具の使い方を間違えたとしても、間違いを指摘してはいけません。どうせできないだという気持ちになってしまいます。そのため、否定はせず、もう一度やり方を見せましょう。
日常の動作を教える場合・・・同じように、子どもの横で、ゆっくりとした動きでやり方を見せてあげてください。

ざっくりまとめると、子どもをよく観察して、その子どもの発達段階にあった教具や玩具を用意して、提示するということです。
子供が自ら教具や玩具を選び、繰り返し何度もその教具や玩具でお仕事をしていたら、いつか子どもは達成感、満足感を得て自分からやめる時が来ます。
この「自分でできた」という経験が自信に繋がり、自己肯定感が上がります。
まとめ
- 子どもをよく観察すると何に興味関心があるのかが見えてくる
- その子の発達段階にあった教具、玩具を用意しよう
- 提示は言葉ではなく「やり方を見せる」
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参考元:藤崎達宏「0~3歳までのモンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!」
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