
BLW離乳食って聞いたことあるけど、何なのかよくわからない・・・

BLW離乳食を実践してみたいけどやり方がよくわからない・・・

そんな疑問はないですか?
今回はBLW離乳食についての知識やBLWを実践している方の意見をまとめていきます。
✔BLWのメリットやデメリット
✔BLWをするために知っておきたい知識
✔BLWを実践しているママの声
今回の記事は、この本を参考に執筆しています。
BLWって何?
Baby Led Weaningの頭文字を取って略してBLWです。
イギリスの保健師さんによって考案された離乳食手法で、世界中から注目されています。
通常の離乳食であれば、10倍粥からスタートするものですが、BLWは違います。
生後6ヶ月からスタートし、その時からお肉や野菜、果物といった固形物を赤ちゃんがお皿から選び、手づかみで自分で食べます。
ママはその時何をしていればいいかというと、赤ちゃんが自分で食べ物を選んで口に運ぶのを見守るだけです。
通常の離乳食だと、ママが赤ちゃんの口に運ぶ親主導の離乳食ですが、BLWは、自分で好きなものを選んで自分で食べる赤ちゃん主導の離乳食です。
また、BLWの基本的な考え方として、離乳食は授乳を補完するものであり、代替物ではないということです。そのため、赤ちゃんが食べないからといって無理に食べさせる必要はありません。
始める目安としては、「座れるようになり、なおかつ食べ物に興味があり、自分で口に運ぶことができる」頃です。
赤ちゃん主導の離乳食は、メリットもたくさんありますよ。
BLWのメリット
BLWにはたくさんのメリットがあります。
✔️楽しめる
✔️食べ物について学べる
✔️食欲をコントロールできる
✔️手と目の協調運動になる
✔️手指の巧緻性を高める
などがあります。他にもありますが割愛させていただきます。
では一つずつ見ていきましょう。
楽しめる
通常の離乳食だと、ただ座って食べ物が口に運ばれてくるのを待っているだけです。
しかし、BLWの場合は、積極的に食べるという行為に関わります。
自分で食べるものを選び、自分で食べる量や速さを決めることができ、食事の時間が赤ちゃんにとって楽しいものとなります。
食べ物について学べる
お皿の上から自分で食べるものを選び、手に取るため、食べ物の外見をじっくり見たり、匂いを嗅いだり、触った時の感触や口に入れたときの舌触りを知ることができます。
我が子もお皿から食べ物を取ると、口に運ぶ前にじっと見たり、両手で食べ物を割いてみたりすることがありました。まるで食べ物を研究しているかのようですよ。
食欲をコントロールできる
子どもの頃に身についた食習慣は一生続くと言われています。
ある研究では、BLWを経験した赤ちゃんは、「満腹を認識することができる」という結果が出ているそうです。
お腹いっぱいになった感覚を判断できる赤ちゃんは、自分の食欲に従って食べることができます。よって、大人になっても食べ過ぎるという心配はあまりありません。
目と手の協調運動になる
食べ物を指で挟んで口に運ぶということは、目と手の協調運動の発達に繋がります。
手指の巧緻性を高める
さまざまな大きさや感触の食べ物をつかむことで、手指の巧緻性を高めることに繋がります。
これは、後々字を書いたり、絵を描くための能力に繋がります。

他にも、家族と一緒に食事ができることやより良い栄養が得られるなどのメリットがあるそうです。
BLWのデメリット
デメリットは、掃除が大変になるの1点かと思います。
赤ちゃんが自分で選んで口に運ぶため、当然食べ物は散らかります。
食べ終えた後の床はこんな感じで散らかっています。もちろんテーブルも散らかっています。
しかし、固形物のためそこまで掃除は大変ではありませんよ。
BLWを実施するために知って欲しいこと
BLWをするに当たり、知ってほしいことをまとめました。
✔️はじめは嗚咽をすることがある
✔️赤ちゃんをまっすぐ座らせること
✔️喉に詰まる可能性のあるものは与えないこと
✔️赤ちゃんの口に食べ物を入れないこと
✔️バランスの良い食事を与える
✔️食べているときに赤ちゃんを1人にしないこと
それでは一つずつ見ていきましょう。
はじめは嗚咽をすることがある
嗚咽とは、オエっと吐きそうになることです。
赤ちゃんがオエっとしたら、喉に詰まらせたんじゃないかと心配になるかと思います。
しかし、これは咽頭反射と言って、喉に詰まるのを防ぐためのものです。
大人でも喉の奥に指を入れたら咽頭反射は起こります。赤ちゃんの場合、これが、舌の手前の方でも起こります。
実際、6~7ヶ月の赤ちゃんが嗚咽しても、喉に詰まらせて危険な状態になることは滅多にないそうです。
また、嗚咽だけでなく、実際に食べ物吐く赤ちゃんもいますが心配ないようです。
ちなみに、我が子も食べたものを吐いていました。
吐くといっても、小さな一口サイズのものを吐く感じで嘔吐とは違いましたよ。
赤ちゃんをまっすぐ座らせること
何かにもたれながら食べるのは危険です。
そのため、ベビーカーやバウンサーなどに座らせて食べ物を与えることは絶対にやめてください。
ハイチェアに座らせる場合でも、赤ちゃんの身体を安定させるために、巻いたタオルを赤ちゃんの腰回りに置いたりしてみてくださいね。または、ママさん自身が手で支えてもOKですよ。
喉に詰まる可能性のあるものは与えないこと
ナッツを丸ごと、さくらんぼやオリーブなどの種子を取らずに与えるということは、喉に詰まる恐れがあるので絶対にしないでください。
歯応えのあるものに関しては、電子レンジなどで柔らかくしてみてください。
また、輪切りにしたものも食べさせないようにしましょう。半月型にしたものは、食べさせてOKです。
赤ちゃんの口に食べ物を入れないこと
他の人が赤ちゃんの口に食べ物を入れないようにしましょう。赤ちゃんが自分で口に運ぶことができない場合は、まだ安全に口に入れるための準備ができていないのかもしれません。
バランスの良い食事を与える
1日に1回は五大栄養素の中の食品群から1品目ずつ与えることが良いそうです。
食べているときに赤ちゃんを1人にしないこと
当たり前ですが、食べている以上、通常の離乳食であれBLWであれ、喉に詰まるリスクはあります。
必ず大人がそばで見守ってくださいね。
どんな食べ物を用意したらいいの?
月齢別にまとめてみました。
6〜8ヶ月 | 細長く切った柔らかいお肉や野菜、果物、オムレツなどのフィンガーフード。 サイズは縦5cm、横1〜2cmくらい。 |
7〜9ヶ月 | フィンガーフードと柔らかい小粒のものやつるつるしたもの。 |
8〜10ヶ月 | これまでのものと、お米やえんどう豆、レーズンなどのより小さなもの。 |
9〜12ヶ月以降 | さまざまな健康的な食べ物。 |
生後7ヶ月現在のフィンガーフードはこんな感じで用意しています。
参考程度にご覧ください。野菜は柔らかく茹でてあります。
BLWを実践しているママの声
実際にBLWをしている方の声を集めて、まとめてみました。箇条書きで紹介します。
・掴み食べをする姿をみると癒される
・BLWにするようになって、残さず食べるようになった
・オエっと嗚咽することがあり、はじめは不安だった
・よく噛むようになった
・子どもが楽しそうに食事をするようになった
・歯茎で噛んで食べるようになってきた
・自分で選んで食べるので選ぶ練習になる
・食べこぼしがあるため、掃除は大変
・エプロンや食器類をBLW用で用意することでやりやすくなる
・オエっとしても窒息したことは一度もない
・茹でるだけなので準備は楽
・情報が少ない
・実際周りでは広まっていない
などの声がありました。
筆者の感想
筆者は、自分で選んで自分で口に運んで、自分で食べるという自己選択の練習ができることや赤ちゃんの食べる力を信じるといった面に魅力を感じてBLWを始めました。
自己選択の練習や赤ちゃんの力を信じるといった考え方が、筆者の好きなモンテッソーリ教育と考え方が同じなので、BLWはおうちモンテと相性がいいと個人的には思っています。
おうちモンテをしている人にはおすすめかなと思います。
ママの声にも上がっていますが、我が子がオエっとしたら確かにびっくりします。
そんなときは、落ち着いて、穏やかに声をかけるよう心がけています。
本にも、ママが慌てたら赤ちゃんも不安になると書いてありました。
ただ、やはり誤嚥時に吐き出させることができるように、「救急法」などを受講して勉強しておくことを強くお勧めします。また、家族に食物アレルギーがある場合はBLWはやらずに、通常の離乳食の方が良いと思います。そして、BLWを実施する際は、始める前に医師に相談してみてください。
筆者はBLWを実践してまだ日は浅いので、また数ヶ月後にBLWを実践してどうだったか記事をまとめたいと思います。
BLWの情報はまだ少ないので、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
まとめ
- BLWには、楽しめる、食べ物について学べる、食欲をコントロールできる、手と目の協調運動になる、手指の巧緻性を高めるといったメリットがある!
- 実施する際には、はじめは嗚咽をすることがある、赤ちゃんをまっすぐ座らせること、喉に詰まる可能性のあるものは与えないこと、赤ちゃんの口に食べ物を入れないこと、バランスの良い食事を与える、食べているときに赤ちゃんを1人にしないことを頭に入れておこう!

ママ向けのお得情報もまとめているのでよかったら見てくださいね!
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